小児歯科|医療法人 あおい歯科|予防歯科・小児歯科・矯正治療|鹿児島県いちき串木野市

〒899-2101 鹿児島県いちき串木野市湊町3丁目117
Tel.0996-36-5583
WEB予約
ヘッダー画像

小児歯科

小児歯科|医療法人 あおい歯科|予防歯科・小児歯科・矯正治療|鹿児島県いちき串木野市

小児歯科について

小児歯科

小児歯科は成長発育期にあるお子さまのむし歯の予防や治療を専門に行う診療科です。歯は生後約6カ月頃に乳歯が生えはじめ、2歳半頃までには約20本の乳歯が並ぶといわれています。そして6歳頃から永久歯への生え変わりが始まり、13~15歳頃には、ほとんどの永久歯が生え揃います。そうしたお子さまの歯の成長を視野に入れ、永久歯に悪い影響を与えないよう治療計画を立てながら診療を進めるのが小児歯科の大きな特徴です。むし歯・歯肉炎(歯ぐきの炎症)の予防と治療、歯並びやかみ合わせの矯正などを、成長に合わせて継続的に行うとともに、生活習慣や食生活の改善指導も一環としています。成長過程にあるお子さまの口の中に関して、不安やお悩みがございましたらお気軽にご相談ください。

小児歯科でよくみられる相談・症状

このようなお悩みや症状がありましたらぜひご相談ください

  • 子どもが歯科を嫌がり、むし歯が悪化しないか心配
  • はじめて歯が生えてきたけれど、どうやってケアすればよいかわからない
  • 子どもをむし歯にしたくない
  • むし歯になりやすい
  • 歯が欠けた・抜けた
  • 歯が生えない、ずれたところから生えた
  • 歯並びが悪い
  • 歯の数が少ない気がする

お子さまの歯の健康は長い目で見ていくことが大切です。ぜひ私たちと一緒にお子さまの歯を守っていきましょう!

小児歯科の主な病気と治療

子どものむし歯

乳歯は永久歯よりも柔らかいため、むし歯になりやすく、痛みなどの自覚症状もほとんどない状態で急速に進行します。歯の咬み合わせの溝の部分や歯と歯の間から無症状で進行することもあり、外からではほとんど気づかないこともあります。また、乳歯がむし歯になると、口の中でむし歯菌が増え、新しい永久歯もむし歯になりやすくなります。子どものむし歯の原因にはいくつかの特徴があります。まず、「歯みがきが上手くできない」ということです。歯の汚れ(歯垢)を落とすには、正しい歯の磨き方を覚える必要がありますが、その技術が未熟なため磨き残しなどが生じ、それがむし歯の原因となってしまいます。また、乳歯は永久歯に比べてエナメル質や象牙質が薄いことも挙げられます。そのため、むし歯菌による浸食が早く、進行しやすくなります。乳歯が永久歯と比べて溝が多く深いことも原因の一つで、食べかすがたまりやすく、磨き残しも多くなりがちです。むし歯には必ず原因があります。せっかく治療した歯や新しく生えてきた歯がむし歯にならないようにしっかり予防していきましょう。

むし歯予防

歯みがき指導

歯みがき指導

幼少期のうちから歯みがきの習慣をつけることはとても大切です。お子さまが痛い思いをして歯みがきを嫌がってしまわないように、歯ブラシを少しずつ口に入れて、口の中を触れる感覚に慣れさせていきましょう。むし歯になりやすい、汚れが残りやすい部分(奥歯の咬み合わせ部分、上の前歯、奥歯の歯と歯の間)を重点的にみがき、毎晩のフロスもしっかり行ってください。正しい歯みがき、フロスの仕方や歯ブラシの持ち方、仕上げ磨きの方法などもお伝えします。

フッ素塗布

フッ素塗布

フッ素はむし歯菌から作られる酸の生成を抑制する働きが期待できます。とくに乳歯や生えたての永久歯にむし歯の予防効果が高いとされています。フッ素塗布によるむし歯予防は、乳歯が生え始める1歳前後から始め、定期的に継続することが効果的。ただし、フッ素を塗ったからむし歯ができないというわけではありませんので、お子さまのご自身の歯みがきや保護者の仕上げみがきと毎晩のフロスは忘れずに行うようにしましょう。

シーラント

シーラント

シーラントはむし歯になるリスクが高い歯の溝を、歯科用プラスチックで塞ぎ、汚れがたまらないように処置する治療です。永久的な材料ではないため途中で外れてしまうことや欠けてしまうこともありますので歯科医院で定期的にチェックしていきます。乳歯は形が複雑なため、シーラント処置は効果的です。とくに奥歯の深い溝は汚れがたまりやすく、むし歯になりやすいところです。6歳臼歯(第一大臼歯)、第二大臼歯が萌出したらできるだけ早いうちに溝をコーティングするシーラント処置をお勧めします。

定期検診

定期検診

あおい歯科では、お子さまが自分から行きたくなるような歯科医院を目指しています。スタッフ一同で、お子さまが楽しみながら定期的に治療を受けてもらえるような工夫をしています。小さなお子さまでもお気軽にいらっしゃってください。

歯肉炎

厚生労働省の「歯科疾患実態調査」によると、小・中学生の4割が歯肉炎というデータがあります。学校の歯科検診などで歯肉炎を指摘される子どもは多く、年々増加傾向にあるといわれています。歯肉炎とは、細菌のかたまりである歯垢が引き起こす歯肉の炎症で、腫れたり、出血しやすくなったりする状態をいいます。子どもの歯肉炎は、歯を支えている歯槽骨の歯周組織には大きな変化はみられません。しかし、放置してしまうと、大人になって歯周炎にかかり、歯が抜け落ちてしまう可能性もありますので、きちんと治療しておくことが大切です。一般的な歯肉炎は痛みを伴いません。そのため自分では気づきにくく、放置してしまうことも多い疾患です。時々お口の様子を見て、「歯間部分の歯肉が赤く丸みをおび、ブヨブヨした感じがないか」「歯みがきや食事などの軽い刺激で、歯肉から出血していないか」などをチェックしてください。健康な歯肉はピンク色で引き締まっています。子どもの歯肉炎には、最も多くみられる不潔性歯肉炎(歯垢がたまることで、歯茎の発赤、腫脹、出血症状などが起こります)、萌出性歯肉炎(永久歯が生える時に起こります)、思春期性歯肉炎(10〜15歳に思春期のホルモン変化により、起こりやすくなります)などがあります。歯肉炎と診断されたとしても、正しく歯みがきをして、定期的なクリーニングなどを受け、しっかりケアをすれば多くの場合改善します。ご家庭で有効なのが歯ブラシによるブラッシングです。歯と歯肉の境目に歯ブラシの毛先をあてて、軽く振動させるように動かしてください。磨き残しがないように数週間程度続けると、出血もなくなり健康な歯肉に戻ります。歯ブラシの仕方に不安のある方はご相談ください。 歯肉炎は歯周病へと移行させないことが大切です。たかが歯肉炎と放置せず、ご家庭での正しい歯みがき(ブラッシング)と、歯科でのクリーニング(プロフェッショナルケア)などを利用して、しっかり治療しましょう。

小児矯正

小児矯正とは

小児矯正とは、成人の歯列矯正とは違って、お子さまの顎の発育を助けて、歯が並ぶスペースを成長に合わせて作ってあげることで、将来的に良い歯並びを獲得するための治療です。歯並び・咬み合わせというのは、実はとても大切で、歯並びが悪いと、将来的にむし歯や歯周病にかかる可能性が高くなったり、咬み合わせが悪いと、口呼吸や顎の関節に影響がでたり、歯が割れる原因になることもあります。歯の矯正は、そんなお口の健康リスクを軽減するための、予防的な側面もある治療です。しかし、小児矯正は歯並びが悪いからと言って、すべてのお子さまに必要な治療ではありません。小児矯正をしても将来的に抜歯矯正が必要になる場合や、小児矯正だけでは改善が難しい咬み合わせの場合、成人になるのを待ってから治療をした方が良い場合などもあります。お子さまが小児矯正をした方が良いかどうかは、お子さまのお口の成長状況やお子さまの性格、歯列矯正の利点と欠点をしっかり理解し、納得し歯科医師と保護者が相談して検討する必要があります。

小児矯正のメリット

  1. 抜歯の可能性が減る
    あごが小さく永久歯が生えるスペースが足りない場合は、あごを広げて永久歯が生え揃うスペースを作ります。歯が重ならないように計画的に永久歯を並べていくので、スペース不足による抜歯の可能性を減らすことができます。
    また、大人になってから矯正を行う場合に抜歯が必要な症状でも、あごの成長期である子どもの時期に矯正を行うことで、抜歯をする可能性を減らせるようになります。
  2. 永久歯が悪い方向に生える可能性が減る
    乳歯が抜けるタイミングをコントロールすることで、永久歯が歯ならびとずれて生える原因を解消し、永久歯の歯ならび・咬み合わせ悪化の予防につながります。
    乳歯が長く残っていると永久歯が乳歯を避けて生えてくるため位置がずれる原因となります。
    また、乳歯が早く抜けてしまった場合はスペースを確保する器具を装着することで、左右の歯が移動してきて永久歯が生えるスペースがなくならないように処置を行うことができます。
  3. 顔のバランスを整える
    子どもの時期に、あごは成長します。咬み合わせの悪い状態を放置しておくと、あごの成長に偏りが生じてしまい、顔のバランスが崩れる可能性があります。
    そこで、子どもの時期に矯正治療を行うことで咬み合わせが改善され、あごの骨がバランスよく成長し、顔のバランスが整えられます。
  4. 将来的な手術の必要性が減る
    成長期に予想以上に下あごの成長が進むことがあります。成長具合によっては矯正治療だけでは治療が難しく、成人後にあごの外科手術が必要になるケースもあります。あごの成長をコントロールできる小児矯正の時に、下あごの過度な成長を抑制することができれば、外科手術を回避し咬み合わせのバランスのとれた輪郭に整えることができる場合があります。
  5. 早めの対処で治療期間が短く済む
    Ⅰ期治療(3~10歳)から小児矯正をスタートできれば、Ⅱ期治療(思春期成長後~成人)から矯正治療を開始する場合と比べて治療期間を短縮できるという考え方もあります。永久歯が生えるスペースを確保しながらあごの成長もコントロールできるので、Ⅱ期治療では治療期間の短縮、Ⅱ期治療そのものが不要となる場合もあります。
  6. 正しい発育を促すことができる
    指しゃぶりや舌癖(ぜつへき)などの癖は咬み合わせ(開咬などの不正咬合)や口の機能(発音・咬む・飲み込む)、全身の健康(口呼吸など)にも大きく影響します。子どもの頃に身についてしまった癖や習慣は、大人になっても抜けないことも多いので子どものうちに直しましょう。子どものうちに正しい舌の使い方や呼吸方法をマスターできれば、お口の機能改善やバランスのとれた咬み合わせ、輪郭のゆがみ、呼吸や姿勢などの改善が期待されます。歯列矯正と並行しながらあごの発育に悪影響を及ぼす癖を正すことで健やかな成長を促すことができます。
  7. コンプレックスの解消
    子どもの時期に矯正治療することは、歯ならびの悪さや顔のバランスの悪さなどのコンプレックスの解消につながり、健全な精神発達の環境を整えてあげることができます。

小児矯正のデメリット

  1. 治療期間が長引くことがある
    小児矯正はあごの骨の成長がピークを終える中学生から高校生まで経過を観察する必要もあります。継続的な治療が必要な症例においては矯正期間が長くなる場合があります。
  2. 再治療が必要になることがある
    お子さまの背丈が何センチまで成長するのか予想するのが難しいように、あごの成長も治療計画と異なる場合があります。「予想以上にあごが成長した」または、逆に「あごの成長が止まってしまった」など、成長発育が治療計画時の予想と異なる場合は、再治療または成人後に外科矯正が必要となることがあります。
  3. 治療の結果に差が出る
    自分で取り外しができる着脱式の装置を使う場合、医院で指示された装着時間を守らなければ治療が長引くこと、改善しないことがあります。装置の違和感からついついサボりがちになっては治療が進みません。お子さま自身が強い意志を持って継続しなければ思うような結果が得にくいのです。お子さまのモチベーション維持のためにも、家族のサポートが治療成功のポイントとなります。

小児矯正を始める時期

小児矯正を始める時期は、お子さまのお口の成長によって異なります。おおよその目処は5歳〜10歳で、乳歯と永久歯が入り混じった「混合歯列期」に始めることになります。正確には、前歯2本ずつが永久歯に生え変わり、第1大臼歯(前から6本目の歯)が生え揃った頃にスタートします。そのため、小児矯正を考えている場合は、この時期を逃さないよう、定期的に検診を受ける予防歯科をお薦めします。

小児矯正はするべき?

日々大人の方々のお口の中を治療したり、さらにお年寄りの方の入れ歯の治療をしたり、歯だけでなく顎の症状や咬み合わせの問題、今では全身疾患と口腔内の健康が非常に密接なつながりがあることもわかってきています。これらの問題に向き合うためには、やはり幼少期からの取り組みが不可欠と考えます。もし、お口の中に関する小さな不具合をいち早く整えることができていたら、その問題は大きくなることなく、より良い状態を維持できます。私も一般歯科治療において、歯並びが原因で根本的治療ができず、対処療法で対応せざるを得ない患者様を多く経験しました。もしその患者様が若い時に歯並びを改善することができていたら、現在の状態にはならなかったと思いますし、対応も対処療法ではなく、より簡単に根本的治療で対応できたと思います。また、幼少期から「歯並び」がきっかけでトレーニングや治療に取り組むことで、自身の口腔内への関心も育てることができ、さらには、歯並び治療の一環で、食べ物のお話もするため、健康のために「何を選択する必要があるのか」を知らず知らずのうちに身につけることもできます。小児矯正と聞くと、歯並びだけに目が向いてしまいますが、お口の健康を育てる治療として考えると、時間がかかり、手間でも小児矯正から始めてあげることが、お子さまの将来には大きなメリットがあるのではないでしょうか。

小児矯正の装置・種類

小児矯正の装置・種類

プレオルソ

プレオルソ

マウスピース型の矯正装置を使って、お子さまのお口を悪くする悪習癖を改善することで、正しい成長を促す治療法です。少し大きめのマウスピースを使った、取り外し可能な矯正装置です。

プレオルソを使用するメリット

  1. 柔らかいプレオルソは柔らかい素材でできています。そのため、子どものお口に入れても着け心地がよく、口の中を傷つける心配がありません。
  2. 取り外しができるプレオルソは取り外し可能な装置です。食事の際に装置が邪魔になることなく、ふだんどおりに食事ができます。また、歯磨きのときにも取り外せるため、お口の中を清潔に保ちやすいです。
  3. 装着は家の中のみプレオルソの装着は日中の1時間と就寝中のみです。そのため、外で子どもがプレオルソをつけたり外したりする必要はありません。学校や幼稚園などにプレオルソをつけていくと、着脱に伴い紛失や破損のリスクがあります。特に、小学校になると矯正器具を付け外ししているところを友達に見られたくないと考え、歯科医師の指示通りに付け外しをしなくなるケースもあるでしょう。プレオルソは家の中でのみ装着すればよく、全て保護者が管理できます。そのため、歯科医師の指示通りの着脱ができ、紛失も回避できるでしょう。
  4. 治療導入がスムーズで子どもも始めやすい
  5. 費用負担を減らせるプレオルソは既製品のため、オーダーメイドで作成する矯正器具よりも安い費用で治療がスタートできます。また、プレオルソは歯並びだけでなく筋肉バランスを整える治療のため、後戻りが起こりにくいといわれています。このことから、プレオルソで治療をして、歯並びが悪くなる原因を改善できれば、その後の矯正治療は不要となるケースもあります。

プレオルソを使用するデメリット

  1. 装着時間を守らなければならないプレオルソの治療効果は装着時間に大きく影響します。そのため、プレオルソを指示通りの時間装着できていなければ治療効果が得られません。例えば、寝室を別にしている場合、子どもが就寝中に違和感からプレオルソを外してしまったとしても、保護者の方がそのことに気づけずに治療効果を得られないこともあります。装着時間が守れるように保護者の方が子どもをサポートしてあげることが重要です。
  2. 完璧な歯列にはならないプレオルソで治療をしても、ワイヤー矯正やマウスピース矯正のように完璧な歯列にならないケースもあります。そのため、時間をかけて治療をしたのに思った通りの歯並びにならなかったと感じるケースもあるかもしれません。細かいところまで歯並びを整えたい場合は部分的にワイヤー矯正を併用する必要もあります。

なお、プレオルソで矯正できる範囲については治療前に歯科医師から説明があるため、説明をよく聞き、納得したうえで治療を開始しましょう。

拡大装置

上顎側方拡大装置

上顎側方拡大装置

上顎に装着する固定式の装置です。家で保護者の方に1週間に2回程度ねじを回していただくことで顎を少しずつ広げていきます。

バイヘリックス

下顎に装着する固定式の装置です。ワイヤーの力で歯を少しずつ動かします。

マウスピース矯正

マウスピース矯正(インビザライン)

透明で、歯にピッタリとフィットする目立たない矯正装置です。ただし、食事や間食時以外は装置を装着して過ごす必要があります。

Page Top